大河ドラマ「麒麟がくる」丹波市ゆかりの地

▲鬼が架けたと伝えられる岩の橋

金山城跡

 明智光秀は、織田信長に命じられた丹波攻めで、黒井城主・赤井(荻野)直正と八上城主・波多野秀治の抵抗に遭い、苦戦を強いられました。その勢力を分断するため、丹波市と丹波篠山市にまたがる金山の山頂に金山城を築きました。
 金山城は、黒井城、八上城、髙見城が展望できる絶好の場所にありましたが、本能寺の変後、築城僅か3年で廃城となり、現在は山頂の本丸跡に石垣、曲輪などが残っています。

鬼の架け橋

 金山城跡とならんで有名なのが、「鬼の架け橋」です。大江山に住んでいた鬼が都へ行くとき、山の峰で道が切れて通れなかったので、そばにあった平らな巨岩を岩から岩へかけたものと伝えられています。歌川広重の六十余州名所図絵のなかでも「鐘坂」として描かれました。(写真上)

三尾城跡

 三尾城は、赤井(荻野)直正の実弟・赤井幸家の居城で、波多野氏の八上城(現丹波篠山市)と、黒井城の中間にあって、重要な役割を担っていました。そこで明智光秀は鐘ヶ坂に金山城を築き、八上城と黒井城との連携を遮断し、瓶割峠、佐仲峠と神池寺からの挟み撃ちで三尾城を攻め落としました。


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